猫の行動・習性とその理由をご紹介します

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3. くんくんニオイを嗅ぐ

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家猫は、より大型の猫類(ライオン、トラ、ヒョウ、チーター)の仲間と同じように、たくさんの研ぎ澄まされた感覚を備えています。その中でも、嗅覚は非常に優れています。猫はその鼻だけで、環境の変化を察知したり、自分がリラックスできる場所を見つけたり、危険を察知したりすることまでできます。また、人間を見分けるときにも、その鋭い嗅覚が役に立っているのです。優れた嗅覚をもっているのは、犬だけではありません。猫もまた、飼い主のにおいを嗅いで、そのにおいを記憶に留めておき、時間が経過しても飼い主を認識できるようにするためににおいを利用しています。またそれとは別に、自分の飼い主が他の猫と一緒にいたようなときも、すぐにそのことがわかってしまうのです。

また、猫というのは縄張り意識が強いため、自分のしるしとなるにおいをまわりに残して自分の存在や縄張りとなるパーソナルスペースを主張するところがあります。猫は強いにおいが苦手なので、できるだけ強いにおいを避けようとするということも覚えておくとよいでしょう。ですから、最近、身のまわりで何かしらの変化があった場合、特にそれがにおいや香りに関係する場合は、飼っている猫の行動も変化するようなこともあるでしょう。

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